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Flavor coffee
9月のおきらく日記
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今週のフレーバー
(水) 働いちゃったなぁ・・・
(木) ヒマなのにおもしろい一日でした
(金) 今日もいい仕事をしたなぁ・・・・
(土) 簡単にいきませんなぁ・・・
(日) 昼間っからボール盤が活躍する
(月) 漏電テスター・・・まねしちゃあいけませんが・・・
(火) やっと迷いが消えました
9月19日(水)--働いちゃったなぁ・・・
予定よりも、「モカ」がでちゃって生豆がなくって大変でした。
(3時ぐらいに生豆はきたんですがね・・・・)
そこから慌ててモカをいったりアイスコーヒーをいったり配達にでかけたり・・・
なんか働いちゃったなぁ・・・
もっと在庫をしっかりと把握しておけばこんなことにならなかったろーーーに!
とりあえず、めちゃめちゃがんばって焙煎しちゃいました。
それにしても、いまだに33.6度という天気・・・・
もしかしたら、珈琲屋さんが焙煎しすぎて気温があがってしまったんだろーーーか
ということは・・・・この暑さは珈琲屋のせい・・・・まさか!
(とりあえず、ぼくのせいじゃあないと思う・・・・)

9月20日(木)--ヒマなのにおもしろい一日でした
今日は、仕事的にはヒマでした・・・・・トホホ!
だから、はやくかえろーーーと8時に掃除を始めました。
(営業時間は、8時なんです・・・一応)
そのとき、ふと過熱水蒸気のアイデアが浮かんじゃって そっから機械いじりがはじまりました。
(急に落ち込んでいたのがうそのように元気がでてくる・・・ヒジョーに単純!)
そして、機械いじりが終わったころに 「M」くんの後輩の「O」くんが、何かやりたい若者のグループがいると相談していました。
そこで、近所の商工会議所がやっている喫茶店のスタッフに「M」くんがなれば 若者たちのたまり場ができるんじゃあないかと盛り上がりました。
(そうすると、ビデオもとれるしホームページもやれるし・・・・)
なんか、始まるって感じがわくわくしちゃって楽しい一日でした。
(おまえの仕事は、売上をあげることだろーーーが・・・・ごもっとも!)
とりあえず、楽しかったからいいじゃあないですか・・・・ねぇ!

9月21日(金)--今日もいい仕事をしたなぁ・・・・
きょうは、「M工業」から「T」さん「M」さん「S」さんの三人がきました。
なんと、例の過熱水蒸気発生装置 (はっきりいってごつい・・・MAX500度の蒸気をだすらしい)をもってきました。
とりあえず、試験的に手動で焙煎に使ってみましたが、ぼくの使った加湿器と比べると めちゃめちゃパワーがあって蒸気の量がけた違いで驚きました。
まだ試験段階でコーヒーを判断するのは早計ですが、確かに味が変わるんです。
そして、豆ののびや火のとおり方が変わるんです。
はっきりいって、めちゃめちゃおもしろいです。
とりあえず三人が帰った後、今までの回路にこの過熱水蒸気の装置を接続できるように 電磁バルブを取り付けました。
これで、装置を使って焙煎するときに今までまったく同じように焙煎できるようになります。
また来週には、「M」さんがデーターを収集するために熱電対をもってきて パソコンでデーターを収集するそうです。
はっきりいってめちゃめちゃ楽しみです。
ついでに、二階の「M」たち若者が集まる溜まり場という話は、その場所の責任者と話がまとまって 本格的に動きそうでなんだかんだおもしろい一日でした。
あと・・・・珈琲屋としては、気温が30度をきってくれるといいんですけどね・・・

9月22日(土)--簡単にいきませんなぁ・・・
「M工業」の過熱水蒸気発生装置・・・・
一筋縄ではいきませんなぁ・・・・
単純な蒸気の欠点というのがわかっちゃいました。
コーヒーには、単純な蒸気ではうまくいかないのです。
(実は、単純な蒸気をつくるほうがムズカシイのですが・・・)
本来の過熱水蒸気はボイラーで大量の蒸気をつくっておき それを再加熱してつくるものなのです。
そして、できるだけ断熱したパイプを使って蒸気を運ぶのです。
そうしないと熱を奪われて水になると一気に体積が減って蒸気の供給ができなくなってしまうのです。
今回「M工業」の過熱水蒸気発生装置に電磁弁をつけて実験したらその現象が起きたため 蒸気が燃焼室まで送り込めなかったのです。
とりあえず、蒸気の性質をまたひとつ知りました。
なんか、対策を考えなければ・・・・・
(これがけっこう楽しかったりする・・・・!)

9月23日(日)--昼間っからボール盤が活躍する
うちの店先にはボール盤があります。
(それもめずらしいかったりする・・・・)
朝いちばんに蒸気発生装置のアイデアが浮かびました。
そして、日曜日はパートさんたちがお休みでぼくひとりてお店番です。
(つまり、目付役がいないということ・・・)
てなわけで、昼間っから、ボール盤は大活躍となりました。
そして、蒸気発生装置の欠点である純粋蒸気を空気との混合気体として 燃焼室に送り込むことに成功しました。
とりあえず、試運転でうまく動くことを確認したら、 せっかくだから焙煎もしようという気持ちになっちゃいました。
とりあえず、あした焙煎する分のコーヒーを今日焙煎してみました。
やっと、ナットクするような動きに達してちょっと満足って感じです。
もしかしたら、機械屋のほうがあっているかも・・・・
(実はみんながいっていたりする・・・・)

9月24日(月)--漏電テスター・・・まねしちゃあいけませんが・・・
きょうは、昼からちょっとした集まりがあってみんなでそれにいこうとしていました。
名古屋から、大学生の「S」くんも呼んでありました。
(ついでに、過熱水蒸気発生装置をみせたかったから・・・)
細かいところをみせようとヒーター部分を開けようとしたら・・・・
「びりびり」
やばい。漏電だ。
(この程度ならば、アースを取れば大丈夫!)
せっかくだから、「S」くんも漏電体験をさせてあげました。
「びりびりきます」
「今度はアースをとったから・・・」
またまた「S」くんにさわらせました。
「OKです」
人間はけっこう精密な漏電テスターになるのです。
(いわれてさわる「S」くんもどうかとおもいますが・・・・)
しかし、漏電がひどかったりショートしたりすると壊れちゃう欠点もありますが・・・・
(まぁ、100Vならは、そんなには大丈夫ですがね・・・)
どーも前回の実験でヒーター部分に水がかかっちゃったのが原因だと思います。
くれぐれも安全には気をつけましょう・・・とりあえず

9月25日(火)--やっと迷いが消えました
ぼくは、過熱水蒸気を研究していて本当に焙煎に利用していいものなんだろうかと いう迷いがいつもつきまとっていました。
(だってやったことがないんだもん!)
ムダになるんじゃあないだろうか・・・
そんなことよりも売上げを上げることに力を注ぐべきではないだろうか・・・
お客さんは、そんな研究を求めているわけじゃあない!
ただ、うまくてやすいコーヒーをもとめているんだ!
そんな弱気な言葉が、ふと頭によぎることもありました。
そんな迷いが完全に消えました。
それは、「プロジェクトX・リーダーたちの言葉」という本を読んだからです。
新しいものをつくるのにリスクはつきものです。
だけど、コケてもうちの店だけで済みます。
もしうまくいけば、多くのコーヒー屋さんが恩恵を受けることができるのです。
だったら、完成するまでやってもいいなぁと思ったのです。
おおくのコーヒー屋さんが恩恵を受ければ多くのコーヒー好きのお客さんにも 恩恵がいきます。
どーーーしても、豆の芯まで熱を伝える魔法をみつけてみたいのです。
これができれば、めちゃめちゃ長持ちするコーヒー豆というのがつくれるような気がするのです。
(松屋の先代に昔、きいたことのある話でして・・・・)
フレーバーコーヒーのお客様へ
この研究が完成するまでは、実験のコーヒーをへーーーきで販売する事になると思いますが、 コーヒー発展のためのモルモットのつもりであきらめてください・・・・
そのうち、あっと驚くコーヒーをつくってみせますから・・・・
(コケたら、・・・・ごめんね)

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