top
Flavor coffee
3月のおきらく日記
もどる
top
今週のフレーバー
(水) 仕事で徹夜・・がんばっちゃいました
(木) 「恋のチカラ」が最終回です
(金) 実験らしい実験
(土) なんで・・忙しいねん!
(日) 日曜日なのに・・・トホホ!
(月) 眠いのに・・がんばっちゃいました
(火) 消えゆく職人芸
3月20日(水)--仕事で徹夜・・がんばっちゃいました
「M工業」から、電磁バルブがとどきました。
となると・・・・
過熱水蒸気の自動化を試してみたくなります。
とはいうものの、今までの制御盤をちょこちょこっと改造してつくるわけにはいきません。
(回路の変更のほうが大変なんです)
てなわけで、配達の途中で部品をかってきて、店が終わってからがんばっちゃいました。
いゃあ・・・・かかっちゃいましたねぇ・・・
回路を組んでバルブも変えて焙煎できるようにすべて終わったのが 明け方の5時・・・・・
いい仕事をしちやいましたねぇ・・・
今回の回路は、われながらできがいいとおもっちゃったりする・・・
ぼくとしては・・・・ON-OFFの押しボタンのOFF側をB接点からA接点に 改造したのがちっょと自慢です。
・・・・たぶん、この自慢はだーーーーれもわかってくれないだろうなぁ・・・
とりあえず・・・・・いい仕事をしちっゃて大満足!

3月21日(木)--「恋のチカラ」が最終回です
毎週の楽しみだった「恋のチカラ」が最終回です。
どんなふうに終わるか・・・・
はっきりいって、みていた人の99%はわかるでしょう。
絶対予想できるでしょう。
そうなんです。
ドラマというのは、予想に反する大どんでん返しを期待するものもありますが 水戸黄門のように誰もが予想できる結末を期待するものもあるんです。
今回のドラマは、完全なるハッピーエンドを誰もが期待していました。
そして、お約束どおりのおわりかたをしてくれました。
いいことです。
世の中こうなってほしいなぁ・・・ということが思うようにならないことがおおすぎます。
ドラマの中だけでも、思うようになってもらいたいですから・・・
特に今回のドラマでよかったのは矢田亜希子さん扮する「はるなちゃん」の処理です。
つまり、貫井さんにふられるわけですからはるなちゃんに落ち込まれたら、 ぼくとしては辛いわけです。
(矢田亜希子さんのファンですから)
その点に脚本が考慮されていて非常に良かったです。
とりあえず、「恋のチカラ」のスタッフのかたに贈りましょう
「たいへんよくできました」
(ことばだけじゃあねぇ・・・・)

3月22日(金)--実験らしい実験
「M工業」からきた過熱水蒸気の試作機も順調に動いています。
そして、安定しています。
ついでに、特性もわかってきました。
ぼくのつくった回路もカンペキです。
てなわけで・・・・
焙煎の実験をやることにしました。
(実験できるだけヒマだっただけだったりして・・・・)
今回は、蒸気を送ったときと送らないときとついでに 水洗いコーヒーを試すことにしました。
水洗いコーヒーとは、焙煎前に珈琲豆を水で綺麗に洗ってから焙煎する技法です。
ひと手間かかるわけですが、豆の表面の汚れを取るのに有効な方法と言われています。
この水洗いコーヒーの何がみたかったか・・・・
実は、焙煎機の釜内の湿度なんです。
つまり、過熱水蒸気というのは釜内の湿度があがるわけですが それと同様に、水洗いコーヒーも釜内の湿度が大幅に上昇するんじゃあないだろうか・・・
そんなことを考えていたんです。
実際にやってみると見事に前半の湿度の曲線が過熱水蒸気と似ているんです。
・・・となると、熱の伝え方と水を抜くのには有効かも・・・
ただし・・・・
洗いすぎるとコーヒーの水溶成分が抜けるみたいだし乾燥させるのに遠心力を利用すると 成分が飛ぶみたいなんです。
(あたりまえといえば、あたりまえですが・・・)
たぶん、乾燥は吸引型の乾燥方式がいいように思いました。
とりあえず、もう一度ぐらい実験してみたいなぁ・・・
そのときは、生豆を高圧洗浄して乾燥は真空乾燥でやってみたいと思いました。
味のほうは・・・・
ナイショ・・
なーーんちゃって!
ちなみに、コーヒーメーカー向きの味だと思いました。

3月23日(土)--なんで・・忙しいねん!
今日は、午後から「S」さんがお休みなんです。
つまり、ぼくひとりでお店をやらねばなりません。
しかし、珈琲豆も保管庫にたっぷりあるし・・・・
まぁ、のんびりとホームページでもやろーーーかなぁと思っていました。
ところが・・・・
忙しいんです。
(いいことなんですけどね)
それと・・・
実験で使ったコーヒーを選別しておきたいし・・・・
なんやかんや・・・
そんなこんなで夜中まで、ハンドピックをやっている真面目なぼくでした・・・
とりあえず、はやく帰ってねよーーーっと!
・・・とおもったら、「S」くんがひさしぶりに遊びにきました。
そのために、今日も今日とて午前様でした。

3月24日(日)--日曜日なのに・・・トホホ!
日曜日は、いつもひとりでお店をやります。
(「S」さんたちは、お休みなんです)
だいたい、珈琲豆の在庫があればひとりでお店はやれるもんなんです。
しかし、豆がなければ話は別・・・
今日は、豆の在庫があまりない・・・
そして、なぜかお客さんが多くて豆が消えていく・・・
そして、明日は大量のポットサービスのために焙煎があまりできない・・・
てなわけで、のんびりした日曜日にはならずにただただ仕事の日曜日になってしまいました。
夜中までひとりで焙煎していると、けっこうアイデアが浮かんできちゃうんですねぇ・・・
そうすると、仕事そっちのけでそれもやっちゃうから大変です。
どんどん帰りが遅くなる。
結局、帰ったのは、夜中の3時半。
だけど・・・・
ミルクリーナーの改造と、焙煎機の湿度測定装置の改造ができちゃいました。
きょうもきょうとて充実した一日だったなぁ・・・・

3月25日(月)--眠いのに・・がんばっちゃいました
はっきりいって、眠いです。
だけど・・・・ポットサービスのコーヒーをいれねばなりません。
そして、そのコーヒーを配達せねばなりません。
(イベントで時間指定だから本当は、やりたくなかったりして・・・)
終わったころに、回収にいかねばなりません。
それにあわせて、豆の配達もこなすわけです。
となると・・・・
必然的にあまり焙煎ができない・・・・
(だから、日曜日に焙煎をやっておいたんですが・・・)
なぜか、お店も忙しくて女の子ふたりも大忙し・・・
ハンドピックが間に合わない・・・
てなわけで、眠いにもかかわらず夜中にハンドピックをやっていました。
(水曜日用の在庫を少しはつくっておかなきゃね)
そして、ハンドピックを片付けた後によしゃあいいのにメカをつくっちゃいました。
今回は、蒸気式のエスプレッソマシンにエアーを送り込んでつくるエスプレッソマシンです。
つまり、前に直火式のエスプレッソにエアーを送って動かす実験をやったやつの 機械式エスプレッソ版なんです。
・・・・これがけっこうおもしろい・・・・
簡単に泡がでる・・・
いゃあ・・・クレマって簡単にでるもんですねぇ
・・・・・・・
そんなこんなやっていたら、またまた遅くなってしまいました。

3月26日(火)--消えゆく職人芸
「失われた手仕事の思想」(塩野米松著)という本を読んでいました。
時代とともに消えていく職人芸というものもけっこうあるんですねぇ
ビックリしました。
鍬や鎌をつくっている鍛冶屋さんなんかもすごく減ってしまっているんです。
つまり、農家も機械で農作業が大半で鍬自体をあまり使わなくなってきたし わざわざその人にあわせて鎌や鍬をたのむ人たちもいなくなっているらしいのです。
その本を読みながら、自分の仕事を考えていました。
本当にじっくりとコーヒーをたてて楽しむ習慣の人がいなくなって、 コーヒーメーカーのコーヒーでもいいやとすべての人が思うようになったら・・・
コーヒーの研究なんかやらなくてもいいような気がしました。
コーヒーの焙煎やハンドピックにこだわって、その仕事を認めてくれる人がいるから コーヒー屋というのはやっていられるのです。
コーヒーメーカー用にコーヒーを焙煎するのはけっこう簡単なんです。
排気を強くしてスカスカなコーヒーをつくればOKだし、ハンドピックすらいらなくなっちゃうんです。
なぜか・・・・
うまみが少なくなろうがいやみを飛ばしちゃえはコーヒーメーカーでは、そこそこのコーヒーになるんです。
ただし・・・・
抽出のプロには通用しません。
味ができていないのがばれちゃう・・・・
商売として考えれば、そんな少数を無視して効率よくコーヒーをつくって コーヒーメーカーのコーヒーしか知らない素人にコーヒーを売ったほうがよっぽど賢いのです。
ぼくは、そんなコーヒー屋にはなりたくないのです。
コーヒーで感動させたいのです。
僕自身がコーヒーに感動してコーヒー屋になったような感動をもっとたくさんの人に味わってほしいのです。
たかが、新鮮なだけのコーヒーごときで感動してほしくないのです。
圧倒的な職人芸というもので感動してほしいのです。
感動するぐらいの焙煎と抽出技術でつくられたコーヒーというもので感動してほしいのです。
その感動を味わったことのある少数派のコーヒー屋としては・・・・
(そういう意味では、ぼくはラッキーだったとおもう・・・)

次週の日記を読む

もどる