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Flavor coffee
10月のおきらく日記
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今週のフレーバー
(水) 川下からの思想
(木) 焙煎のおもしろさ・・・
(金) ひさしぶりに・・・夜中まで・・
(土) ひさしぶりに・・・夜中まで・・仕事編
(日) ひさしぶりに・・・夜中まで・・遊び編
(月) めちゃめちゃねむい・・・しかし
(火) 立場の違い
10月9日(水)--川下からの思想
コーヒーの研究をしていると思うことがあります。
コーヒーは、抽出から焙煎・・・
そして、生豆というように段階的に川上にあがっていくやり方・・・
もうひとつは、川上であるコーヒーの生豆を最初に制覇してからおりてくるやり方
どちらの方法が、正しいか・・・・
・・・・・・・
ぼくなりの結論がでました。
大企業・・・川上から・・・
個人は・・・・川下から・・・
これしかありません。
なぜか・・・・
個人で研究する場合、ひとつひとつ体系化して研究できます。
だから、抽出をやれるだけやって、 抽出ではそれ以上おいしいコーヒーができない状態に達したと思ったら はじめて焙煎を研究する。
焙煎でそれ以上おいしくできない状態に達したと思ったら はじめて生豆を研究する。
(ちなみに、焙煎も抽出も完成はとてもできないんですけどね)
つまり、そのやり方ではめちゃめちゃ時間がかかるんですが、どんなことにも対応できる可能性がある・・・
本当の意味で極める可能性がある。
そして、そんなコーヒーファンが増えることによりコーヒーのレベルが非常に上がると思います。
そのためには・・・
コーヒー屋さんが自分の知っているデーターをコーヒーマニアに公開して コーヒーマニアの人が深く研究していく・・・
研究は、時間がかかるのでコーヒー屋みたいに商売している人には不向きでしょう。
その場合、川上からというのがいいでしょう。
そういう意味では、このごろのコーヒー屋さんが、生豆を強調しているのは正解だと思います。
コーヒーの研究はコーヒーマニアに任せるべきでしょう・・・
そのためにも、ぼくはマニアにやさしいコーヒー屋さんになろうと思います。
どーーーせ、商売はへたですから・・・・

10月10日(木)--焙煎のおもしろさ・・・
焙煎のおもしろさは、意図的につくることです。
香りの成分を意図的にコクにかえるだとか・・・
意図的に煎りむらをつくって味の幅をつくったり・・・・
すべて・・・意図的にやるんです。
それが、焙煎技術なんです。
たまたま、そういう味になっちゃったのと意図的にそういう味にしたのでは 天と地の違いがあります。
意図的にやった人は、意図的に味を変えることができます。
どういう操作をすれば、どういう味にすることができるか・・・
そして、自分の店ではどんな味をつくるか・・・・
それができるようになれは、価格競争に巻き込まれずに済みます。
自分らしいコーヒーを自分らしく売る・・・
そのためには・・・
焙煎を極めなければ・・・・
ちっちゃいコーヒー屋が生き残る方法は・・・これしかない!

10月11日(金)--ひさしぶりに・・・夜中まで・・
ひさしぶりに・・夜中までコーヒーの講義をしてしまいました。
ひかりのさとファームの「N」さんが、「F工業」の女の子二人を連れてきました。
(正確には・・・彼女たちがはやく店についた・・・)
「F工業」が、フェアートレードの豆を使っての喫茶店を開くらしいのです。
もともとリサイクル関連の会社で・・ちょっと関連があるらしい
はじめは、適当にコーヒーの話ををしようとおもったのですが・・・
彼女たちが非常に熱心なのです。
・・・となると、ぼくも熱心になる・・・・
(若い女の子だったからという意見もありますが・・・・)
抽出の基本から応用まで・・・・
いゃあ・・・久しぶりに語っちゃいましたねぇ・・・・
語っちゃった後・・・・彼女たちが春日井市ときいてびっくり!
(西尾市から2時間位・・・・)
講義が終わったのが夜の11時30分・・・・・
若い女性が・・・・午前様・・・
(ちょっと・・・反省!)

10月12日(土)--ひさしぶりに・・・夜中まで・・仕事編
ひさしぶりに・・・夜中まで・・ハンドピックです。
なぜか・・・・
あしたは、竹田さんを呼んでの講義があるんです。
そのためには、豆を用意しておかなければなりません・・・・
なんせ・・・・あす、あさっての2日間は、焙煎をしないつもりなんです。
(ついでに・・・ハンドピックも・・・)
・・・とりあえず、夜中までがんばってハンドピックをやりました。
そして・・・帰えろっかなぁと思っていると・・・
「I」くんがきました。
なんやかんやしゃべっていて・・・・
結局・・・
3時すぎ・・・・
うーーーん。
あしたが、つらそーーーー

10月13日(日)--ひさしぶりに・・・夜中まで・・遊び編
ひさしぶりに・・・夜中まで・・宴会です。
竹田さんと「S」くんがきました。
うちの店で、ドリップに関する講義をやってもらうためです。
実は・・・めちゃめちゃ楽しみにしていました。
当然、コーヒーのドリップ理論なんて・・・いろいろです。
ただ・・・・人がたくさんの時間考えたことというのは・・・必ず意味があります。
そして・・・その意味というのは役に立ちます。
なぜ、役に立つといいきれるか・・・
そのやってきた人の情熱とアイデア、そしてひらめきが凝縮されているのです。
そのエキスというのは、一番アイデアのヒントになるのです。
ぼくは、いろいろな人のそんなエキスからいつも・・・アイデアをもらっています。
今回も・・・おもしろい講義とうまい酒・・・
いろいろな人のコーヒーに対する思い入れ・・・
今回の講義やってよかったなぁ・・・本当におもしろかったです。
そんなこんなで騒いでいたら・・・・
結局・・・
3時すぎ・・・・
うーーーん。
あしたが、つらそーーーー

10月14日(月)--めちゃめちゃねむい・・・しかし
はっきりいって・・・・
めちゃめちゃ眠いです。
きのう・・・みんなで遅くまでさわいでいて・・・
みんなで朝飯を食べた後・・・
またまたコーヒーの話しで盛り上がり・・・・
竹田さんたちを三河安城まで送りとどけたあと・・・
うちのかくしだま「S」くんとコーヒーの話しで盛り上がってしまいました。
「S」くんと、真空ポンプであそんでいたときに・・・みつけました。
蒸らし状態のコーヒーを真空状態にすると、粉の粒の大きさによって特性が違うのです。
つまり、竹田さんがネルドリップで浸かっているひきかたでは、ふくらみは1回だけなのに対して 松屋式のひきかたでは、3回に分けて膨らむのです。
これはなにを意味するのか・・・・
コーヒーの粉の内部にお湯がはいっていったときにすぐにガスが放出され始めるわけではないのです。
たぶん、少しおいてから放出され始めるのです。
だから・・・細かくした粉は内部までお湯がはいってからガスが放出されるので1回だけなんです。
ところが・・・あらいひきの粉の場合・・・
表面から入り込んだお湯がガスを放出し始めるとお湯が内部に侵入するのを邪魔します。
しかし、お湯と接した粉の表面のから少し入った部分のガスはなくなり、 お湯がもっと内部に侵入し始めます。
そして、お湯が進入したことによりまだガスを放出していなかったコーヒーの粉がガスをだし始めるということです。
いろいろな人と話しをするって大切ですねぇ・・・・
いいアイデアがめちゃめちゃでてきましたから・・・・

10月15日(火)--立場の違い
コーヒーを栽培している人がいます。
コーヒーを研究している人がいます。
コーヒーを焙煎している人がいます。
コーヒーを販売している人がいます。
コーヒーを抽出している人がいます。
コーヒーを消費している人がいます。
立場は、いろいろですが共通していることがあります。
それは・・・・
おいしいコーヒーでありたいということ・・・・
これだけは同じ考えです。
だったら・・・お互いを尊重してやっていきたいもんです。
コーヒーは、生豆で決まるだとか焙煎が重要だとか 抽出がどうだとか・・・・
そんなつまらないことを議論することよりも自分の立場でできることを きっちりとがんばること・・・・
これが、コーヒーをおいしくすることだと思います。
どの立場だって、おいしいコーヒーをつくりたい気持ちに違いはないんですから・・・・
そういえば・・・・
コーヒーで儲ける人というものもありましたね・・・・
これは、ぼくと縁がなさそうだなぁ・・・

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