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直火式エスプレッソの圧力
総合案内所(1F) /エスプレッソ入門(4F)
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直火式エスプレッソはどれぐらいの圧力で抽出されるか

ポンプ式のエスプレッソでは、10気圧以上のものもあります。しかし、 空気入れで3気圧ぐらい圧力をかけたら、一瞬のうちにコーヒーがふきだしてきました。 つまり、コーヒーを抽出するのには、強い圧力はあまりいらないのではないかと思ったのです。 ポンプ式のエスプレッソは、ボイラーで一定の温度のお湯をつくりそれをポンプでコーヒーの のバスケットに少しづつ送りこんでくるのです。だから、実際にコーヒーの層を通過するお湯は、 それほど、高圧ではないように考えました。
(写真・数気圧の空気を送り込むとコーヒーがふきだした)

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そこで、実際に直火式のエスプレッソがどれぐらいの圧力で動いているか調べることにしました。 直火式エスプレッソのボイラー部分に穴をあけて、精度の良い微圧計 (1000mm/aq・水を1000mm押し上げる圧力)を取り付けました。あとは、エスプレッソ用にコーヒーを ひいてバスケットにつめ、通常と同じようにエスプレッソを動かしました。実際、コーヒーが出始めた 圧力は800mm/aqでした。一気圧が、1033mm/aqですから、約0.8気圧ということになります。 業務用のポンプ式のエスプレッソ(8-10気圧以上)とくらべると比べものにならないぐらいに 弱い圧力で動いていることがわかりました。
(写真・コーヒーがちょうど出始めた時)
  

実験では、約1気圧でコーヒーが抽出されています。
コーヒーは、おいしく抽出されるかが、一番重要です。実験では、思ったほどエスプレッソの 圧力が上がっていないことがわかりました。しかし、おいしく抽出されるための圧力は まだ判っていません。その部分はもう少し、実験するつもりです。
現在わかっていることは、 高圧を作るには、高温にしなければならず、高温では苦味や嫌味が出やすいということです。 あと、高温では泡が消えやすいということです。
(写真・抽出の最中)

 ボイラー圧力の変化を起こす要因
 ・コーヒーの粉の量とひきかた
 ・熱源の強弱(電熱器のワット数など)

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