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手まわしコーヒーミル
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cup 手まわしコーヒーミル、いまむかし

昔のミルと今のミル、形はほとんど変わりません。(よこまわしのミルの場合) ただし歯の形状なんかはけっこう変わってきました。 ぼくは、昔のミルがけっこう好きなんです。(別にアンティーク趣味ではなく)
昔といってもほんの十年ほどまえですが・・・。 今出回っているミルは、十年前のミルよりけっこう安いのです。
なぜやすくなったかというと、歯の構造が単純になったからなんです。
安いから売りやすい。形が同じならば安いほうがいい。 そして、いつのまにか、昔のタイプのミルは消えていってしまったのです。 メーカーが悪いのではなく、いいものを自信をもってお客さんにすすめることが できなかったコーヒー屋の責任は重大だ。(ぼくもふくめて)
(写真左・昔のミル 右・今のミル)

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歯の構造(むかしのミル)

ハンドルのした部分にペアリングがあり、歯のした部分にもベアリングがあります。 つまり、回転する歯の軸が、ぶれたりしないようになっているのです。 この構造ならは、焙煎の度合いがばらばらのブレンドをひいても歯の隙間が変化することもありません。 そして、最後までスムーズに豆を同じスピードで豆をひくことができます。 ハンドルを手で回すということは軸がずれようとします。これを2個のベアリングが しっかりと支えてくれるのです。

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歯の問題点(今のミル)

今のミルの場合、ハンドルの下にはベアリングがありますが、残念ながら 歯のした部分にはベアリングもなにもありません。つまり、コーヒー豆を いれることにより歯の隙間が均一になってくれるという考え方なのです。 軸がブレないような構造にはなっていません。 コーヒーミルのように大きなハンドルをまわすのに軸をブレないようにまわすのは はっきりいって無理だと思います。均一な大きさで均一な硬さのものをひくなら ともかくコーヒーのようにサイズもばらばら硬さもばらばらな物をひくには 不適当な気がします。こしょうのようにひいて料理にかけるだけならはこのような 歯の構造でもいいような気がしますが、コーヒーの場合、ひいたコーヒーの状態で 抽出に大きく影響するにもかかわらず、この安直な歯の構造は嫌いです。
一応、現在のミルのよいところも少し書きますと、昔のミルは下のペアリングの支えに ひいたコーヒーがのってしまうのに対して今のミルはそんなことがありません。
だけど、ぼくはやっぱり昔のミルのが好きです。

cup ミルの持ち方

ミルをひくとき一番楽な姿勢は、ひざでミルをはさんで左手をミルの上部分にそえるようにして 右手でハンドルを回します。ひざでミルをおさえるとけっこう楽にミルを固定できます。
これならば、正座していてもいすに座っていてもどちらでも手軽にコーヒーを ひくことができます。
しっかりと固定した状態でハンドルを回せるのでスムーズに 同じスピードでひくことができるのです。
ひきだしは、自分の方へ向いた状態でひざにはさみます。 こうすると、ひきだしの側が高くなりどんなにゆるいひきだしでもはずれて コーヒーがこぼれることはありません。 (実際には、簡単にひきだしがはずれないような工夫がこらしてありますが・・・)
もし、よこまわしのミルを持っていたら試してみてください。
(写真・椅子に座って豆をひいている)



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